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Nobuyuki Takezawa

Author:Nobuyuki Takezawa
電子書籍のトビラへようこそ!

当ブログでは、私の発行済みの電子書籍を紹介をしております。また、楽しんで頂けるようエンターテインメントブログを目指しています。ごゆっくりお楽しみ下さい。

※プレビュー画像はかなり美化しております。こんなに若くありませんしm(_ _)m でも、カラオケ好きなのでマイクを持たせました※

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【DD14】 木場誠二 今村夏美

 しばらく画面が消え、次にクートア博士が映った。目は落ち窪み、幽霊のようになっている。

 『私は間違っていた…。でも、半分は正しかった…。ジェネシス改は己の死を願っていた。これは事実だ。アレは生物兵器として造られた事に絶望していた。だから私に殺させたのだ。しかし、自分を女性として現実化、具現化したのは、アレではなく、私だったのだ。

 夢を見ている時、意識は無い。それを形作るのは、起きている者である。何故その事に気付かなかったのか…。

 私の無意識が理想の私を造った。その私を、私が殺した。あのまま放置しておけば、私に成り代わっていただろう。だからああするしかなかったのだ。

 今日、バイオハザード警報が鳴った。数時間後にはウイルス漏れなど無かった事が判明した。しかし、研究員や職員がゾンビ化している。その原因がこの実験なのは間違いない。

 ゾンビは増えている。Zウイルス抗体が効かない。開発していないヒドゥンが出現している。もう何人も死んだ。ジェネシス改の実験用のデストロが培養ポットの中で目覚め、スーパーデストロとして発育している。何なんだ? どうしてこんな事になる?

 起きている者の願望が現実になるのなら、こんな事にはならないはずだ。だとしたら…。

 人の悪夢が現実となるのか? 理想の私は私の悪夢か? ああ、そうだ。私はマリアに相応しくないと思っていた。だからあんなのが出現したのだ。だったら、だったらあのマリアは何だ? 本当のマリアを連れて、どこかに行ってしまったマリアは…?

 マリアは私を憎んでいるのではないか、と私は恐れていた。だからあのマリアが出てきた。は、ははは…。なんてこった…。

 レーザー研のコバヤシとフォスターという女研究員が来た。彼らはZウイルスが似て非なるものである事を突き止め、その原因がここにあると思ったそうだ。私は彼らに協力しようとした。が、彼らは悶絶し、血を吹いて死んだ。エボラ出血熱の症状に似ている。

 彼らの経歴を調べた。カーサ時代には在籍していない。グレースケミカルになってからボストンの大学の研究室から引き抜かれた。二人ともグレースケミカル出資のボランティア団体に居て、アフリカのエボラ出血熱患者を手当した事がある。

 …なるほど。恐怖が具現化するのか。人間は生存本能による感情が一番強い。生を支えているのは恐怖だ。マリアはそこに同調しているのだ』

 ここで画面が消えた。と思ったらまたついた。そしてストロボのように画面が点滅した。短い場面が何度も繰り返されている。この状態が数十秒続き、やっと両面が安定して、ヘラヘラ笑ったクートア博士が映った。

 『神とは何だ? 神は自分自身と、この宇宙を同時に創造された。宇宙が出来て、時間が流れるようになった。時間と空間は連続体であり、分断する事は出来ない。

 だが、その神に匹敵する存在がある。それが人間だ。人は過去を思い、宇宙の外側を考える。ただ、人には力が無い。せいぜい物質をいじり、自然界には存在しないものを作るぐらいだ。

 その人が、どんな形にせよ想いを具現化する力を得た。その結果、神を造った。人は神を造ったのだ。

 元の状態にする為にはマリアを目覚めさせなければならない。私は扉の向こうに行った。
そこはカラカルやサイレン島や南米ペルーでバイオハザードを体験した研究者達の悪夢の世界だった。そして私はゾンビに殺された。ヒドゥンに首を狩られた。デストロに串刺しにされた。そう、何度も殺された記憶があるのだ。

 でも、今またこうして記録している…。最初は妄想だと思った。たが、数秒の事実が記録に残っていた。私は同じ時間を何度も繰り返していたのだ。

 これが神の業なら記憶も記録も完璧に消し去られるはずだ。しかし、この現象は不完全だ。マリアの力は神に近しいだけだ。ならば解決の糸口も見つけられよう。

 人の想いがマリアの力と措抗しているのだ。だから一度体験した過去は、その人間の特質にもよるが記憶に残る。強い感情や大切な事は思い出せるのだ。

 しかし、私はマリアには近付けない。何度試しても駄目だった。これは私に罪悪感があるからだと分かった。私はマリアを救いたいと願っているのと同時に、罪滅ぼしをしたいと思っているのだ。やがて研究室に十字架が出現するようになった。キリストのように罪を背負って死ねれば幸福だという想いが消えない。

 何度か傑になった。木の杭で貫かれる。このまま永遠に同じ時間を繰り返し、私は傑になって死ぬ運命なのだろうか?

 同じ時間を繰り返す。…いつからいつまでだ?

 マリアの実験を開始したのが四日前だ。この四日間で可能な限り記憶を保ち、行動すればどうにかなるのではないか?

 実験開始直後に記憶を取り戻した。だが、実験は中止出来なかった。私を『お父さん』と呼ぶマリアをどうして消す事が出来ようか。

 動ける範囲内で施設の様子を観察する事にした。この四日間で研究員も作業員も、全員死亡する。最後に生き残った私は傑になって死に、四日前に戻る。私か中心となって時間が繰り返しているのか? 無限の悪夢を創り出しているのは私なのか?

 私の贖罪は地獄に堕ちる事か。…ならば、四日前に戻った時に自殺すればどうか?

 と何度も考え、実行している事を思い出した。どうすればいい? どうすればいいのだ?

 何度目か何百回目かの今日、地下二階の食堂でまだ生き残っている人間を発見した。夕ナカという日本人警備員だ。こんな事は初めてだ。彼は調理室に逃げ込み、難を逃れたと言う。他にも生存時間が延びているらしい者が何人か出てきた。

 私はタナカと脱出を試みた。日本の警察でもいいから来てくれたら状況が変わるのではないかと考えたのだ。だが、タナカはゲートの鍵が使えなくなっていると言う。地下八階の管制室へはタイフーンが居て行けない。ここのコンピューターでアクセスしたら制御装置自体が故障している事が分かった。

 これは、多分私の仕業だろう。傑になって死ぬのが、私の唯一の救いだと思っているからこの場所から出られないようになっているのだ。

 タナカには時間を繰り返している感覚はないらしい。ただ、誰かか助けに来てくれると思っていたようだ。その想いが彼を延命させ、私と出会わせたのだろうか。

 地上施設の遊戯室に居た元軍関係の作業員もゾンビになる前に本国に連絡したようだ。彼は『きっとこの通信はCIAに盗聴されている』と信じていた。

 繰り返す時間の中で、何度も何度も想えばそれが現実化するのではないか? 私が『記憶が残るように』と思ったせいでこうして行動出来るようになっている。とすれば…。

 私はタナカの理想の人物像を訊いた。総合格闘技経験者で腕っ節が強く、銃器の取り扱いに長けていて、沈着冷静で、どんな危機的状況でも乗り切る世界を股に掛けるジャーナリストだという。

 私は施設内の状況を調べて驚いた。セイジ・キバというジャーナリストが連行され、監禁されているのだ。彼はカーサの悪行を暴き、世界的に名を知られるようになった、とファイルにあった。が、私は知らない。カーサはFBIに摘発されて壊滅したのだ。

 これはどう考えればいいのか。…タナカが想い描いたヒーローが現実化した。そしてキバを存在させる為に彼に付随する全ての過去が書き変わった…。

 だがキバは第四保安室を出て、宿舎に入っだところでデストロソルジャーに不意うちを喰らい、殺されている。時間を繰り返す度に微妙に変化しているが、キバが殺される展開は変わらない。

 他の者達も僅かではあるが延命しており、その行動がお互いに波及、影響しているようだ。だからキバが遭遇するゾンビの数が違ったり、地上でうろつくヒドゥンに遭ったり遭わなかったりする。

 ガレージの前でヒドゥンと遭遇したキバが負傷した。キバの行動を追跡していた私は彼の傷が具現化物質で修復されるのを見た。この現象は他の人間には現れない。キバがタナカの想念の産物だからか。それとも私がキバに死んで欲しくないと願っているからだろうか。

 即死か、もしくはそれに近い状態では修復は起きない。私にも計り知れない確固たる法則があるようだ。

 私はキバに接触を試みた。なるほど、彼はタナカの理想像だ。力強く、逞しく、理知的だ。キバと話をしても、彼がタナカの想いから造られた存在だとは思いにくかった。彼には彼の過去があり、それが現実となっているようだ。

 他にこのような現象は起こっていない。この施設に勤務する多くの者は過去にバイオハザードを経験しており、それがトラウマとなっている。彼らは私の実験開始と共に体内にZウイルスを発生させ、ゾンビ化する。その他の者も、特に研究者は最も嫌だと思う状況を創り出してしまう。希望はタナカの想念ただ一つだ。

 キバ一人ではこの状況は変わらない。彼にはパートナーが必要だ。彼もこの世界で存在を許された人間だ。タナカと同じ事が起こっても不思議はない。

 彼に相応しいパートナーは彼の理想像のはずだ。私は彼からその事を聞き出そうとした。

 だが、キバには理想の自分などなかった。理想の存在が理想の自分を思わないのは考えれば当然だ。ならば、守らなければならない人間を想わせればどうだろう。ここに来る時に誰かを同行していれば、デストロソルジャーと出会うタイミングがずれるかも知れない。それだけでも前進だ。

 キバは自分の仕事には誰も同行させない、と言う。では、最も同行して欲しくないタイプは、との質問にキバは』

 画面が止まった。木場は喉がカラカラに乾いていたのに気付き、唾を飲み込んだ。

 クートア博士とは一度も会った事も話をした事もない。しかし、博士の言ってる事を鑑みれば辻棲は合う。ならば自分は田中の妄想から生まれたという事になる。そんな馬鹿な事があるのか?

 木場は物心がついた頃からの記憶を辿った。幼稚園、小学校、中学、高校、大学、それぞれの時代のエピソードや友人達をはっきり覚えているし、今でも付き合いのある連中も多い。父親も母親もまだ存命で広島に住んでいる。この確かな過去が造り物だとはとても思えない。

 「あの、木場さんの事を何か言ってたみたいですけど?」

 夏美がただならぬ表情を浮かべている木場の顔を覗いて言った。

 木場が夏美の顔を両手で挟んだ。夏美はびっくりして手を振り解こうとした。

 「ど、どうしたんですか?」

 「君は人間か?」

 「当たり前じゃないですか!」

 「昔の事を覚えているか?」

 「昔?」

 「子供の頃とか、親とか」

 「何を言ってるんです?」

 「覚えているか、と訊いている」

 「もう!」

 夏美が木場の手を払った。そして幼稚園でお遊戯をしていた時の事から、思い付く限りの出来事をプンプン怒りながら喋りまくった。

 子犬の話が出てきた。名はジョン。家の事情で飼えなかった。お金持ちになって、広い庭のある家に暮らして、いつか迎えに行こうと思っていた。

 「分かった、もういい」

 木場が遮るように言った。

 「何がもういいんですか?」

 夏美はまだ怒っている。

 「…君が会った吉岡梨花という自衛隊員をどう思う?」

 「またいきなり質問する!」

 「すまん」

 「ふう。…カッコいいですよ。背が高くてスタイルが良くて、なんてったってスパイですもん。あんな風になれたらって思ってました」

 「そうか…」

 と木場は呟き、P90を夏美に渡した。

 「あ、あの」

 「今から取り扱い方を説明する」

 「そうじゃなくて、クートアさんは何て言ってたんですか?」

 「…うーむ」

 木場はP90の発射手順を教えつつ、事情を説明した。

 人間の精神からエネルギーを取り出す実験をしていた。娘のマリアを使って実験したところ、他人のトラウマや恐怖に感応して様々なものが具現化した。マリアはクートア博士の想うマリアによって扉の向こうに連れて行かれた。彼女を目覚めさせればこの異常な事態も終息するだろう、と説明した。

 自分が田中の妄想から具現化したらしい事は言わなかった。当然夏美が守るべき者として具現化し、ヒドゥンDタイプのジョンは夏美の子犬への想いが創り出し、吉岡梨花も憧れの対象として出現した事も言わない。言っても信じないだろうし、自分も何か合理的な説明がつくと思っている。いや、絶対つけてやると木場は思っていた。

 「まるでSFみたいですねえ」

 P90を構えた夏美が言った。そのいい方がのんびりしていたので木場は少しホッとした。

 呑気なヤツだなと木場は一瞬思ったが、実はそう装っているだけで、無理して頑張っているんじゃないか。などと思うと何故か照れる。木場は頭を振り、いかんいかんと心の中で呟き、装備の確認を済ませ、扉を開けた。

 その時、またモニターのクートア博士が何か早口で言った。そしてモニターに記録終了の表示が出た。ほとんど聞き取れなかったが『私と出会っていなければ』という言葉と 『ヘアー』という単語を聞いたように思った。



 古びた洋館のような広いエントランスが目の前に広かっている。夏美はもう何が起きてもびっくりしないぞ、と思っていたがこれには驚いた。

 木場は、何とかという実験で悪夢が現実になったと言った。よく分からないけど、錯乱していたぐらいだから本当なのだろう。地下の空間がすっぽり別のものに置き換わっているのを見れば信じる他はない。

 でも、その事と未来の記憶がある事はどう関係しているのか、と木場に訊いたら『精神に何らかの影響を及ぼすらしい』と彼は答えた。なんだか曖昧な言い方だし、嘘を吐かれているような気がするけど問い詰めている場合ではなかった。

 扉を開けたらそこに部屋があって、眠ったマリアが居るものだと思っていた。しかし、ここはかなりの広さがあるようだ。

 正面に幅の広い階段がある。その傍らに昔の電話台のようなものがあり、タイプライターが置いてある。が、それは機械部分が曲がったり融合していたりしていて、使えるものではなかった。

 最初に左手の扉を開けた。食堂だ。見上げると周り廊下があり、そこから落ちたらしい石像が床で砕けていた。何かあるかと調べたけど何も見つからない。

 長い食卓の上に並べられたお皿やナイフやフォークは近寄って見るといびつで、形を真似ただけだと分かる。人間やゾンビやヒドゥンは具現化出来ても物品はいい加減なのはどうしてだろう。その事を木場に訊くと『うー』と唸ってから答えた。

 「認識出来ればいいからじゃないか」

 「はー…」

 「えーっと、マリアの場合、クートア博士の想いが具現化したわけだが、生き物は生き物として動いて反応する必要がある。凄く複雑なシステムだから、そうする為には細胞から造られなければならないわけで、あのアライグマのようになってる場合もあれば」

 「真面目なんですねえ」

 「は?」

 「木場さんて、いつも一所懸命ですよ。ホントに」

 夏美はクスッと笑った。木場はムッとしてそっぽを向き、柱時計の横のドアを開けた。夏美は、こういう反応は嫌いじゃないな、と思った。

 ドアの向こうは赤茶色の土壁だった。ギュッと押し固められたようにカチコチである。木場が足で蹴ったがビクともしない。

 二人は食堂を出てエントランスに戻った。反対側に二つ扉があったがその向こうも土壁だった。

 階段を昇り。左手にあるドアを開ける。食堂を見下ろせる周り廊下を進み、右方向にあるドアをくぐった。

 ゾンビが数体、床に倒れている。銃で撃たれたようだ。木場はゾンビを調べて、アサルトライフルで倒されたようだと言った。

 廊下はすぐ右に折れると、小さな周り廊下のような所に出る。下にも廊下が伸びているようだし、周り廊下の続きにも二つドアがある。

 「何だか、迷路みたいですね」

 と夏美は来た道筋を覚えようとしながら言った。

 「…っぽいな」

 「は?」

 「いや、何でもない」

 木場は険しい顔をして、首を振って言った。何て言ったのかを訊こうとしたら、木場は例の如くサッサと近くのドアを開けた。

 そこは壁も床もコンクリートのような感じの広い部屋だった。研究用の機材らしき物品が壁際にずらっと並べられている。

 夏美は、部屋の奥に作業服を着た女が立っていてこっちを見ているのに気付いた。作業着には血が付着している。片方の肩を下げ首を傾げ、両手に何かを持っている。夏美と木場は同時に銃器を構えたが、夏美が『あっ!』と叫んだ。

 「梨花さん!」

 夏美はP90を降ろして虚ろな目をしている梨花に駆け寄った。木場はいつでも発砲出来るようにスパスの引き金に指を掛けたままだ。

 「大丈夫ですか?」

 と夏美。梨花は黙ったまま、手にしていた物を床に落とした。それは何か小物が入った布の袋とM4A1アサルトライフルだった。

 「気を付けろ」

 木場が梨花を睨んで夏美に警告した。梨花は身体を小刻みに振るわせ、口の端からヨダレを垂らしている。顔色も悪いがゾンビ化はしていないようだが、まともな精神状態ではない。

 「こ、これ…」

 夏美は梨花が落とした袋を指差して呟いた。屈んで袋を調べる。中には直径十五センチぐらいの五角形の焼き物のようなものと、チェスの駒の形をしたプラグらしきものが各々数個ずつ入っていた。

 「あ、集めた。これで、行けるから…」

 梨花はそう言うと『へへへ』と笑って崩れるように倒れた。木場が梨花の身体を抱え、横たえる。梨花は安心したように目を閉じ、意識を失った。

 「き、木場さん! 梨花さん、どうしちゃったんですか?」

 夏美がおろおろと訊いた。木場は梨花の目の辺りにあるピンク色の筋を筋を触っている。その部分だけゴムみたいな感じがする。夏美はまた、木場にどうなっているのかと訊いた。すると木場は梨花を抱き起こしておぶった。

 「命には別状ない」

 「はあ。でもあの」

 「何だ?」

 「あ、あたしが背負います」

 「無理だ」

 「ううっ!」

 夏美は、木場におぶられた梨花に抱き付いた。木場は驚いたが、夏美のするがままにさせた。

 「よいしょっ!」

 と夏美はかけ声を上げて梨花をおぶった。重いし、梨花の足先が床に着いているけどどうにかなりそうだった。

 「木場さんは、鉄砲係なんですから。人には役割ってものがあるんですよお」

 と夏美が言うと木場は『はー…』と感心したように呟いた。

 「馬鹿にしてるんですか?」

 「いやいや、そんな事はない」

 「目元、笑ってますよ」

 「お?」

 木場が自分の顔を触った。夏美は木場を置いて先に行ってやろうとしたが、歩くと梨花の体重がずっしりとのしかかる。やっぱり替わってもうおうかな、と思ったけど木場はもう部屋の奥のドアを開けていた。



続く

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