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Nobuyuki Takezawa

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アンドロイド奥様

アンドロイド奥様

【アンドロイド奥様 本文抜粋】

 僕は完成したデータをメモリースティックに入れ、首藤部長の居る設計部に行った。数人の設計技師と首藤部長が何やら設計している。汎用型一のコストダウンと性能アップをマリスの特許で固めて、安くて扱いやすいアンドロイドの設計をしていると分かった。

 「おお、矢田次長」

 と、ふと顔を上げた首藤部長が言った。他の技師達も僕を見て礼をした。何だか恥ずかしい。

 「首藤部長、取り敢えず出来ましたので見て貰えますか?」

 「分かった。あれ? マリス君は?」

 「午後三時に帰って近所の保育園で保母をしています。話してませんでしたっけ?」

 「初耳だ。君達は放っておいても仕事をするから気にしてなかった。でも保母って資格要るだろ?」

 「また偽造して潜り込んだんですよ」

 「犯罪だぞ」

 「誰も傷付けてないからいいんだ、って言ってましたねえ。他に誰か来たら辞めるつもりていますけど」

 「うーむ、うちの会社はイリーガルな部分が多いなあ」

 等と話しながら僕の研究室に入った。メモリースティックをホログラム設計機に差し込んで新社屋の設計図を出す。三百六十度、どこからでも見れるし、中も分かる。首藤部長は熱心に設計図を見た。

 「…凄いなあ。発想が凄い。無駄が無い。コレで決定しよう。ところでマリスはどの辺りを設計したんだ?」

 「主に製造ラインですね。機械を造り替えなくては廉価版マリアタイプの量産が出来ないので、彼女が自分で全部やりました」

 「やっぱりそうか」

 「やっぱり、とは?」

 「革新的な技術が使われている。これに合理性もここまで来ると神業だ。とても人間の発想ではない」

 「確かにそうですね。少し気になってサブ電脳を調べたら世界中のアンドロイド製造ラインを参考にしてました。そこから新しい技術を思い付いたのでしょう」

 「それに比べて君が作ったであろう部分は面白いし夢がある。旧社屋の上に渡り廊下と食堂を置くなんてなかなかいいよ」

 「ありがとうございます」

 「こちらの用意は出来ている。廉価版マリアタイプの建築技師十人と高性能汎用型三を三十体待機させている」

 「重機の手配も済んだとマリスが言ってました」

 「明日から建設に取り掛かるか?」

 「善は急げ、ですね」

 「おっと社長に言ってない。これから説明に行く。一緒に行こう。加藤部長も誘おう」

 僕達はまずラインの管制室で加藤部長と合流し、社長室に行った。そして明日から工事に入ると説明した。蜷川社長と加藤部長にも研究室で新社屋を見て貰った。そこで僕は前から考えていたアイデアを出した。蜷川人造人間製作会社を中心に街を作ってみてはどうか、と。アンドロイドが中心の街で、ありとあらゆるサービスが受けられる。カジノ法案も通った事だし、セクサロイドのピンクサロンや、汎用型三が接待するバーやスナックやカラオケルームやパチンコ、パチスロ屋を経営するのである。勿論、マリアタイプも随所に置く。私鉄に働きかけて鉄道の延長も検討して貰う。普通の人間も働いて住めるように住宅や高層マンションも作る。ショッピングモール、ホームセンターも作って企業を誘致する。すると 蜷川社長が拍手した。

 「こりゃ素晴らしい。アンドロイド嫌いの人もこの街に来れば好きになるってわけか」

 「人件費が抑えられますね。かなり儲かりそうだ」

 と首藤部長。

 「汎用型三で性的目的以外殆ど間に合いますね」

 と加藤部長。

 「よし、明日から新社屋と街作りだ!」

 僕達は『おー』と手を上げた。



アンドロイド奥様

ありきたりの発想のありきたりのSF小説…。

だと思って読んで欲しい。

そうすればラストシーンで泣きじゃくれるぞ!


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