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Nobuyuki Takezawa

Author:Nobuyuki Takezawa
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※プレビュー画像はかなり美化しております。こんなに若くありませんしm(_ _)m でも、カラオケ好きなのでマイクを持たせました※

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みーこ

みーこ

【みーこ・冒頭文】

 急に転校が決まった。僕は都会の中学校から、かなり田舎の中学の生徒になった。空気も綺麗で景色もいい。僕は父の車から景色を眺めて少しわくわくしていた。

 父は中学校の教師だ。変わり者だと言われているそうだ。昔から、過疎化が進んでいる所の小さな学校を希望して、転勤を繰り返してきた。だから僕には友達と言える人が居ない。今度は長く勤めるそうだから友達が出来るかも知れない。

 山道を何時間も走って、やっとこれから住む家に到着した。母が自分の車で先に来ていて掃除をしているはずだ。

 「へー」

 僕は驚いた。古くて、ボロボロの家だと思っていたのにモダンでがっしりした感じだ。壁はコンクリートの打ちっ放しだ。丸い窓にバルコニーまである。まるでお金持ちの別荘みたいだ。結構いい家のようだ。でも壁には蔦が這っていて、年代物である事はすぐに分かった。

 玄関の横にガレージがある。父はガレージに車を入れた。僕は車から降りて家の中に入ろうとした。

 「うわっ!」

 思わず悲鳴のような声を上げてしまった。玄関に子猫が倒れていたのだ。

 その子猫は、まだ、目が開いたぐらいの大きさだった。生後、一ヶ月ぐらいだろうか。猫に詳しくないのでよく分からない。お腹の動きで生きているのが分かった。

 柄はトラ、色は黒っぽい茶色だ。僕はそーっとその子猫に触れてみた。寝ているのか、倒れているのか分からないが、ビクッと反応した。僕は勇気を出して子猫を両手で持ち上げた。暖かい。でも、ぐんにゃりしている。

 「お父さーん!」

 僕は父に子猫を見せに行った。ガレージに居た父は『おお?』と僕が持ってる子猫を見て呟いた。

 「何処に居たんだい?」

 と父。

 「玄関の前」

 「寝てるの?」

 「分からない」

 「人間に持たれて暴れないという事は…。脱水症状か病気だな」

 「どうしたらいいの?」

 「まず、温かい水を飲ませなさい」

 「はい!」

 僕は家に上がって、台所を探した。家の中は結構綺麗に片付いていた。台所では母が昼食の用意をしていた。

 「子猫、子猫」

 と僕は言った。

 「あら、ほんと」

 と母。

 「水を飲ませなさいって、お父さんが」

 「ふーん。ちょっと待ってなさい」

 母はキッチンペーパーにポットのお湯を冷ました水を染み込ませて、子猫の口に水滴を垂らした。すると子猫は薄目を開けて水を飲んだ。暫くそうやって水をやってたら子猫が元気になっていくのが分かった。

 「気が付いたようね」

 と母。

 「どうしたらいいの?」

 「そうねえ…。って、あんたこの猫飼うつもり?」

 「え? あ、うん」

 「本気?」

 「うん」

 「本当かな?」

 「本当だって、面倒みるってば」

 「分かった、分かりました。じゃあねえ、お父さんにペットショップか獣医さんとこに連れて行ってもらいなさい」

 「うん!」

 僕は母の『やれやれだわ』という言葉を背中に浴びつつ、ガレージに急いだ。



みーこ

私、見ちゃったんです。猫が前足で口を押さえて「くふふ」と笑うところを…(゚△゚;ノ)ノ

マジっすか!?


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